【せいかつ編集室】×【Ti create】で送るトータルブランディングのストーリーマガジン

HOMEマガジン体験レポ福田百貨店は“豊かさ”の実験室!黒田家の生き方・暮らし方



福田百貨店は“豊かさ”の実験室!黒田家の生き方・暮らし方

今日は、私の大好きな家族についてご紹介させてください。

去年の12月、#大木春菜の仕事展を開催してくださった「福田百貨店」を営む黒田家です。

12/1〜10 大木春菜の仕事展 @福田百貨店

私は、この仕事展で福田百貨店に2回お泊まりをさせてもらい、黒田家と交流をさせてもらったのですが、その時に黒田家の在り方にとても魅力を感じました。

なんというか・・・色々普通じゃないんです。そして、自由なのです。

「あたりまえ」の枠を外して、黒田家みんなの人生を使って、壮大な実験をしている感じ。

そんな黒田家の生き方に、真似したいポイントがたくさんあったので皆様にシェアしたいと思います。

住まいの実験:田舎に住んでみる

黒田ファミリーは、宇和島の津島町・御槙(みまき)という山の中に住んでいます。松山から高速道路を使っても、軽く2時間ぐらいかかるこのエリア・・・・。

田舎育ちの私が言うのもナンですが・・・本当にど田舎です!

店主の黒田太士さんは、岡山県生まれ、大阪育ち。

田舎に惹かれて松山の建設会社に勤務し、職場で奥様のしづこさんと出会い結婚。

自然の中で子育てをしたいという想いから、この地に引っ越してきました。

福田百貨店は、もともと「田舎のなんでも屋」として営業していたお店。

平成6年に閉店してからは約20年間空き家になっていたのですが、平成25年の4月から太士さんが運営しています。

福田百貨店で販売しているのは、からだと地球に優しい商品。

店主が「本当にいい」と思ったものだけを取り扱っています。

時々イベントも開催していて、モノ以外にも「豊かになれる何か」に出会える・・・そんな場所です。

築100年以上の古民家というだけあって、冬に訪れたらめっちゃくちゃ寒かったです(笑)

もうドアが空いているのかと勘違いするぐらい、隙間風が・・・(笑)

なんてたって暖房器具はなかなか年季の入ったファンヒーターと火鉢。

電気も裸電球で、夜は薄暗いです。

一見不便に思えるかもしれないけれど、この雰囲気がめちゃくちゃ良かったんです。

昔の家ってそういえばこんな感じだったなー。

みんなで一箇所に集まって、からだが温まるものを食べたり、からだを動かしたり。

機械に頼らず、あたたかく過ごす工夫を家族みんなでする。

こんな暮らしも、なんだかいいなぁって思いました。

ちなみに、福田百貨店で一日過ごしてみるといろんな移動販売車がやってくることに気がつきます。

お魚屋さんとか豆腐やさんとか。

そう、近くに大きなスーパーなどないですから。

山や畑はたくさんあるから、野菜などは近所から分けてもらえる。

そして、福田百貨店には、調味料など日用品がそろっている。

家族だけではなく、地域のみんなで助け合う・・・そんな優しい文化がここにはあるなぁと思いました。

便利ってなんだろう、不便ってなんだろう、本当の幸せとは??

いろんなことを考えさせられました。

 

子育ての実験:学校に通わないという選択

黒田家の子育てはとてもユニークです。

子どもを「一人の人間」ととらえどんなことでも「自分で考え、自分で決める」ということを尊重しています。

その考え方が顕著にあらわれているのが、長女のいっちゃんが学校に通っていないという事実です。(詳しくは、太士さんの素敵な文章を読んでみてください↓ 〜2018.1発行 うみねっこvol.18より)

いっちゃんは、現在9才。普通に行くと小学3年生になる年齢ですが、入学式から1ヶ月間だけ通学して、GWを境に学校へ行くのをやめたそうです。

やめたと言っても何か嫌なことがあって行かなくなったわけではなく、学校へ行くのも体験してみた上で、「学校へ通う」「学校へ通わない」を天秤にかけ、自分で「学校へ通わない」を選択しただけ。

いっちゃんの選択を尊重し、文字や計算などの学習は自宅で教えたり、福田百貨店のレジに立って実戦で勉強したりしています。

いっちゃんと話していると、本当にしっかりしていて。これが本当に小学3年生なのかと驚かされます。

食事の時も、全員分のご飯をよそったり、レジに立ってお会計をしたり、まるで小さなお母さん。

言動も大人っぽいんです。その理由はちゃんと自分の頭で考えてしゃべっているからだと思います。

長男のきーくんも今月から小学1年生。

まずは通ってみるそうですが、それから通い続けるのか、それとも通わないのかは本人の選択に任せるそうです。

太士さんの子育て論、深いのでぜひTwitterなどをフォローしてみてくださいね。

 

食の実験:手間をかけずごはん美味しくする

黒田家にお泊まりさせてもらって、いくつも感動体験がありましたが、一番感動したのはご飯がめちゃくちゃ美味しい!!! ということでした。

私、そんなに大食いではないと思うんですが、黒田家のご飯は毎食軽く2〜3杯はお代わりしていました。そのぐらい美味しかったんです。

最近のお料理というと、「彩り」であったり、「器」であったり、「多種目のお料理」などの「映え」の要素が強いと思うのですが、黒田家の食卓はそこらへんの「媚び」は一切なく(笑)

どちらかというと、一品ドーン!という感じのシンプルなお料理。玄米中心なので、全体的に茶色っぽい色合いなのですが・・・その一品一品が驚くほど美味しかったです。

朝食に出していただいた、おかゆが悶絶の美味しさで!

私、朝に2〜3杯お代わりして食べて、お昼にも朝の残りをまた2〜3杯食べさせてもらいました。

奥さんのしづこさんは、さぞかし料理がお好きに違いないと思ってレシピを尋ねてみると・・・

「わたし、料理が嫌いなの」というびっくりなお答え。

嫌いだから、なるべく時間と手前をかけずに美味しくできる方法を考えて、今のシンプルな料理スタイルにたどり着いたのだとか。

例えば、こちらのカレーは、大根と白菜をサイコロ状に切って、福田百貨店で販売している「カレーの壺」を加えて炒めただけ。

そして、こちらの白菜のお漬物は、白菜を切って・・・

こちらも福田百貨店で販売している「テジャクラの塩」にまぶしておいただけ。

そしてお味噌汁は、鰹節でだしをとって(取り出さずにそのまま食べる)、これまた福田百貨店で販売している井伊商店 のお味噌を溶かしただけ。

どんなお料理も、「母の味」をふんだんに使っているそうです。

はい。これら調味料、全部買って帰りましたよ!!!

時間をかけずシンプルにできて、それでいてからだに優しく美味しいって完璧じゃないですか・・・!

「これ、福田百貨店の商品を売るためには、福田百貨店でしづこさんの料理を提供した方がいいんじゃないですか?」と尋ねてみたのですが、答えはNO!

「そんなこと、ぜーーーーったいにしたくない♪」と、しづこさん。

どうやら本当に、お料理が嫌いのようです。

 

お金の実験:あたらしいお金の価値を考える

福田百貨店では、ライブやトークショーなど、色々なイベントを開催しているのですが参加費を「投げ銭」とすることも多いです。

黒田さん曰く、「投げ銭って、究極のフェアトレードなんですよ」とのこと。

例えば、同じ音楽を聞いたとしてもその価値はそれぞれ。

1万円だと思う人もいれば、0円だと思う人もいると思うんです。

それを自由に決めることができる。

「買い物は投票」という言葉がありますが、自分が何にどれだけお金を払うかって本当に大切なこと。

音楽だって、農作業だって、商品の製作だって、売れないと続いていきません。

「これでいいや」と妥協した買い物をし続けていると、最終的に「これでいいや」なものしか世の中に残らなくなってしまいます。

自分が「本当にいいな」と思ったものを残して行くために、「本当にいいな」と思ったものにお金を払う。

そうすることで、世の中がよくなる気がしました。

ちなみに福田百貨店で販売しているモノはすべて、「黒田家にとって必要であること」を基準に選ばれています。

売れ残ったとしても、「うちで使えるから、いっか」と思えるモノばかり。

そしてもちろん、太士さんが「ずっと続いて欲しい」と応援している企業や個人のモノだけを販売しています。

ちなみに、仕事展のトークショーででた「ちゃんと稼げていますか?」という質問に対し(詳しくはこちらのブログを!)、太士さんは

お店のお客さんにも良く聞かれますが、この山の上で商店を…しかもオーガニック食品売って…って儲かる訳がない(笑)。でも、このお店は単純に商売だけやっている訳ではなくて、移住のきかっけや場作りを見据えて運営しているので、将来に向けた先行投資だと思っています。

というお答え。

実際に、商品販売だけではなく、ウェブサイトの製作をしたり、まちづくりの仕事をしたり、フリースクールの運営をしたり・・・色々なことをしながら家族を養っています。この働き方もまた一つの実験ですね。

 

家族の実験:それぞれの個性を認め合う集合体

黒田家に滞在して驚いたことの一つに、「夫婦がまるで恋人みたい」というのがありました。

ふとした瞬間にふたりをみると、恋人みたいに笑い合っていたり・・・。なんだかこちらが照れてしまうようなシーンをなんども目撃してしまっていたからです。

新婚ではなく、長年連れ添っている夫婦ですよ!?

それでもなんでこんなに仲良しなの??

と、不思議に思い、「最初から、今までずっとこんな感じで仲良しだったんですか?」と尋ねてみると・・・

「そんなことないよ〜!!!」としづこさん。

自由すぎる黒田さんにモヤモヤした時期もあったとか。

その時に出会ったのがマヤ暦だったそう。

マヤ暦は、古代マヤ文明で使われていた暦(カレンダー)のこと。当時、神事や農耕はこのカレンダーを利用して行われていたそうです。

マヤ暦を利用すると、その人のもつエネルギーや性質、役割などがわかると言われています。

しづこさんは、マヤ暦を知ってから家族の関係がとってもラクになったと言います。

家族と言っても自分とは違う他者。

お互いの性質を知ることで、お互いのことを思いやり、一緒に進むことができるようになってきたのだとか。

我が家もちゃっかり、しづこさんのマヤ暦セッションを受けてきました。

すっごく面白かったです。子育てや家族の関係性に悩んでいる人がいたらぜひ体験してもらいたいっ!!!

しづこさんの伝え方がとても優しくて、すっと心に入ってきました。

1人1回30分3000円

福田百貨店や毎月第4土曜日にヴァンサンカンパンセで受けることができます。

https://fukuda100.com/000000_iikurashi-no-hi.html

 

まとめ:黒田家の生き方最高!

黒田家の生き方をみていると、黒田家がやりたいことって、新しい豊かさづくりなんじゃないのかなぁって思います。

住まいのこと、子育てのこと、食のこと、お金のこと、家族のこと。

すでにある考え方にとらわれず、楽しみながら実験していく・・・そんな黒田家の姿がとっても刺激的で。

一緒に過ごした時間のおかげで、そのエッセンスが大木家にもしっとりと染み込んだ気がしました。

福田百貨店に行けば、黒田ファミリーに会えます。

そして、黒田家の面白い考え方が伝わってくるはず。

「このままでいいのかな?」「なんだかしんどいな」「常識ってなんだろう」そんな疑問や辛さがうまれたら福田百貨店に行ってみてください。

生きるヒントが見つかるはずです。