Vol.02 早くも副業第2弾!ピアノレッスンはじめました

会社員をしながら、「ジブン業」を増やしていく活動をはじめたうるちゃん。

前回の記事では、サインデザイナーとしての第一歩をご紹介させていただいたのですが・・・

その半年後に、早くも2つ目の副業を立ち上げたのです!
しかも内容は「ピアノレッスン」!!!

え〜〜〜サインと全く違うじゃん〜。
本業の自動車メーカーとのお仕事とも、かすってないし!?
どーいうこと〜〜〜!?!?

今回の記事ではそんな疑問を解決しつつ、うるちゃんの新しい副業について、根掘り葉掘り聞いていこうと思います。

なぜにピアノ!?

サイン業立ち上げてから半年で、新しい副業って・・・めちゃめちゃ早いんですが。なぜ、ピアノレッスンをすることにしたのでしょうか?

▲うちのYouTubeサムネ等をデザインしてくれているなかおかあやさんが作ってくれたというチラシ

実は、「ジブン業」をはじめると決めた時から、「ピアノを教えるボランティア」というのはアイディアとしてあったんです。

でも、場所をどうするか悩んでしまって。
我が家に来てもらってもいいけれど、うちは電子ピアノだしな〜。
やっぱり本物のピアノがいいよなぁ〜・・・って。

そんなとき、たまたま近所の公民館で音楽室を借りれることを知って、「ここだったら本物のピアノで練習できる」って気がついたんです。

会場の貸し出し費用は3時間600円。

3時間って、一人で使うにはちょっと長いですよね・・・
それなら、誰かを呼んでレッスンして、ついでに私も練習ができたらちょうどいいなって思いついたんです!

なるほどぉ〜〜!
そんなきっかけだったんですね。

うるちゃん自身、ピアノを習っていたのでしょうか?

3歳から13歳まで習っていたのですが、姉妹で習っていたので、上手な姉と比べられて・・・実はそんなに楽しい思い出がないんです。

演奏自体にあまり喜びを感じられていなかったんだけど、習うのを辞めたあともなんだか弾きたくなって、実家を出て独立するまでは何だかんだで時々弾いてました。

実家を出た後も、帰省するたびに弾いていました。

でも、コロナでなかなか帰省ができなくなって。
実家に帰れないってことは、ピアノが弾けないってこと・・・それがすごく辛くて、「あぁ、わたし、ピアノが好きなんだなぁ」って。
その時、はじめて自覚したんです。

別れてから、その良さに気づくってやつですね(笑)。
やっぱり好きだったって・・・

そうです。
まるで恋愛ドラマ(笑)

自覚したらピアノが欲しくなって、自宅に電子ピアノを買いました。
そこからは毎日練習です。

感覚を取り戻したくてGW中に毎日数時間の特訓、その後も一日20分ぐらいですが毎日弾いています。

楽しくて、楽しくて。
子どもの頃習っていたのとは、また違う楽しさがありましたね。
「弾かねば」から解放されて、純粋に「弾けるようになりたい」という気持ちに変わったんです。

そうして弾くことを楽しんでいると、「奏でるってこういうことか」と気付かされました。

奏でる・・・・?

すごく当たり前のことかもだけど、自分が歌うように弾いていることに気がついたんです。

昔は、クレッシェンドと書いてあるならだんだん大きくしながら弾くとか、スタッカートは跳ねるように弾くとか・・・楽譜通りに演奏しようとしていたんですけど、今は心の中で歌うように演奏しています。これが「奏でる」ってことなんだなぁって、遅ればせながらやっと理解できました。

毎日弾いて、自分の表現のようなものができるようになってきたんです。

なんだか素敵です〜!
でも、なぜピアニストとして自分の演奏を発表する立場ではなく、「教える立場」を選んだんですか?

人様の前で発表するほどの腕前じゃない、っていうのがまずあるんですけど(笑)、

私みたいに、「昔習っていたけどブランクがある。でも、また弾いてみたい」と思っている人、結構いるんじゃないかなと思ったんです。

なるほど・・・

私も子どもの頃、ピアノ習っていたんですが、できるならまた弾いてみたいですね。

だけど、ガチで習うのは違う・・・。

そういう人にもぴったりってことですね!

そうなんです。
先日、小2の女の子とお母さんの親子がレッスンを申し込んでくれたんですけど、お母さんは子どもの頃8年ぐらい習っていたんですって。

お母さんがレッスン中、もう、すごくうれしそうで!
「思った通りに弾けな〜い!」とか言いながらも楽しそうだったのがうれしくて。

実は小2のお子さんも、「習おうかな〜どうしようかな〜」ってずっと迷っていたみたい。

このチラシを見て「このぐらいだったら、気軽に行ってみるか」って思って申し込んでくれた感じでした。

レッスンは30分300円でしたっけ?
価格帯もとても気軽ですね🎵

10個やって1つ成功すればいい

ところで集客はどうしているんですか?

あやさんに作ってもらったチラシをコミュニティスペースに設置したり、近所のマンションとかにポスティングしてます。

え!?
ポスティング!?

そうです。
私、以前広告営業していたから抵抗がないんですよね(笑)
最初は地道に告知して、いずれ定着したらいいなと思います。

わぁ〜すごいなぁ。
みんな、その最初の一歩が出づらいと思うんです。
チラシつくったり、集客することを考えると、嫌になっちゃって。
はじめるまでに何年もかかってしまったり。

なぜそんなに軽くはじめられるんですか?

副業の本に、「副業は、10個やって1つ成功したら大成功」って書いてあったんです。

それなら「やってみたい」と思いついたことをどんどん試して、定年までに10個以上やっちゃえばいいなと思ったんですよね。

ほぉ〜〜〜!

あくまで「副業」というのがミソで、もし赤字が出てもせいぜい1〜2万くらいなんですよ。

ピアノ買うわけではないし。
場所も購入するわけではないから。
会社員の収入が確保されている状態で1〜2万の赤字なら勉強代と思えるし、リスクは大きくないです。

それだったら早めにチャレンジしちゃった方がいいですよね!

▲「みんなも、軽〜くやっちゃいなよ!」のポーズ(笑)

でも、設定金額もめっちゃ安いじゃないですか。モチベーション下がったりしないんですか?

お客さんが喜んでくれるのがうれしいし、何より「ピアノの話を一緒にできる」というだけで、めちゃくちゃ楽しいんです!

普段は、なかなかピアノトークできる場所ってないから。

ピアノトークに価値を感じているとは。
うるちゃんって、本当にピアノが好きなんだね・・・!

▲ちなみにこの日は、ペディキュアもピアノ!cayu のさおりん作!!

1日だけでも「ピアノ弾けた!」という気持ちになってほしい

いろんなピアノレッスンがあると思うのですが、「うるかのピアノレッスンはこういうスタンスだよ〜」という指針って、ありますか?

申し込んでくださった方の「やってみたい」気持ちに寄り添うレッスンというのが指針です。

個人的な観察結果ですが、ピアノ経験者がピアノ初心者に教えるときって、めっちゃ厳しくなっちゃう人が多い印象なんですよね。

スポーツもそうだと思います。
野球経験者のお父さんが、子どもに野球を教えるとき、めっちゃ厳しい・・・みたいな。

それ・・・ありますね。

ピアノでプロを目指す!とかだったら厳しいレッスンもしょうがないと思うんですけど、「ただ楽しく弾きたいだけ」と思っている人にとっては、そのモードで教えられると辛いですよね。

ピアノの先生が厳しいと、弾くの失敗したら「ごめんなさい」っていう気持ちになっちゃうんですよね。私はそんなこと思って欲しくない。

ピアノに触ったこともなかった方が私のレッスンに来てくださって、ピアノと触れ合う機会ができたら、もうそれだけで尊いというか。

一生のうち、1日だけでも「ピアノ弾けた」って思って欲しい。

そんなスタンスでやっています。

私は、ピアノ初心者に1曲だけ弾けるようになるために教えた経験があるんですけど、そのときの喜びも大きかったです。

辛くないピアノ、とてもいいですね。
弾きたい曲を弾けるのも、モチベーション上がります。

ちなみに、私がいちからピアノを教えた初心者は2人いて、そのうち一人は私の旦那さんなんですけど、今はパッヘルベルの『カノン』弾けます。

え〜〜!すごい!
私、カノン弾けるようになったの、習って10年目とかだったと思う(笑)

でも、男の人が弾きたくなるってよっぽどうるちゃんが楽しそうに弾いてたからなんだろうね。

ちなみに、もう1人の方はどんな感じだったんですか?

学生のときの友達だったんですけど、バッハの『主よ人の望みの喜びよ』を弾きたいと言ってて、週1〜2回のレッスンを2〜3週間続けて、一通りマスターしてくれました。

すご〜い!!!!

お気に入りの1曲を弾きたい・・・そんな動機でもいいと思うんです。

もちろん曲はクラシックじゃなくてもよくて。
J-POPとか推しとか、好きなアーティストの曲とかでよいと思う。

たった1曲でも弾けたらドヤれますよね(笑)
街角ピアノで弾きたくなっちゃうな〜。

いいな〜、私もうるちゃんに習いたいな〜。

リアルを充実させるお手伝い

うるちゃんのお話を聞いていると、うるちゃんの「副業」は、うるちゃんの「表現」の模索でもあるんですね。

クリエイティブの出口を見つけたい・・・みたいな?

たしかに、そうかもしれません。

「決められたとおりに、速く、正確に」みたいな会社員の実務は得意なんですけど、クリエイティブなことをしたいっていう気持ちも常にあります。

だからプレゼンの資料をつくるときとかは、張り切っちゃう。独自の方法で、できるだけ伝わるように工夫したりしてます。

クリエイティビティを発揮するチャンスには、すかさずパワーを注いでしまいますね。

一時期、stand.fm(音声配信)でしゃべる練習もしていました。絵を描くのも好きで、instagramにアップしています。

私は、うるちゃんの絵も好きなんです。
この絵、うるちゃんにしか描けない「うる絵」!!!

次の副業は、うるちゃんのイラスト講座とかもいいかもね。

たしかに、絵も好きですね〜。

ピアノもそうだけど、私が好きなことって「リアルを充実させること」なんですよね。

うるちゃんは、日々のうるおい名人だもんね。
stand.fmの名前も「うるおいマシマシ」だったけれど、まさにうるちゃんって感じです。

うるちゃんを見てると、毎日楽しそう!
充実してるな〜って思います。

我ながら、毎日満たされて生きているなって思います。
会社員の仕事も満たされているんです。

不満があるから、副業をするわけではなくて。
目の前の世界をさらに豊かにしたい という気持ちでやっています。

だから、副業で「リアルを充実させること」を誰かと一緒に楽しんでいけたら。

たとえば、私はサウナーなんだけど(うるちゃんの サウナーアカウントはこちら)、サウナの入り方を教えるとか。
そういうこともできるかもしれない。

副業は「わたしが無償でもやりたいこと」で構成していくのがいいなって思っています。

サインもピアノも、無償でもやりたいことなんです。
私が楽しいんです。

うるちゃんを見ていると、「本当に好きなんだなぁ〜」というのが伝わってきてうれしくなります。

私、そういう人からサービスを買いたい!
相手の「好き」も伝わって、二倍うれしくなるから。
うるちゃんは、まさにそういう人。

ありがとうございます。
そうやって、喜びを分け合えるような仕事ができたらいいな。

うるちゃんなら、絶対できます!
さて、次の副業はなんなんだろう・・・それも楽しみです🎵

まとめ

うるちゃんとお話していると、「働くこと」の本質について考えさせられます。

仕事とは、喜びを増やすこと。

自分の喜びも、誰かの喜びも、少しずつ増えていく。

そのためには、自分の「できること」「好きなこと」を使うのだけど、その「できる」も「好き」も特別大きなものである必要はない。

お裾分けするぐらいのスタンスで、ちいさくはじめたのでいい。

うるちゃんの副業には、そんなしあわせの作り方が詰まっていました。

うるちゃんの次の副業はなんだろう?

今からワクワクしています🎵

うるちゃんに、ご質問やご感想があれば、ぜひ下記の「お手紙」からお送りください。
ご本人にお届けします。

撮影:なかじまさちこ
場所提供:マダムロミ