四柱推命は、【年・月・日・時間】の４つの柱で、人の命運を推察する自然哲学です。

四柱推命で宿命を読み解くために用いるのが「十干（じっかん）」と「十二支（じゅうにし）」です。

十干は、中国の陰陽五行説に基づいて森羅万象を「木」「火」「土」「金」「水」の5つに分類し、陽と陰に分けたもの。

十二支は毎年の干支（えと）で知られている、子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥のことです。

【年・月・日・時間】の４つの柱に、生年月日から導き出した「十干（じっかん）」と「十二支（じゅうにし）」を落とし込み、さらに【天干(てんかん)・地支(ちし)】の各上下に分けて、以下のような表をつくります。

これを見ながら、本人の性格や配偶者・目上の男女、社会、家系、家庭、年下の男女との関係性を読み取っていくんです。

すごいでしょ〜〜♪

その人がどういう人なのか・・・という部分は、
生まれた日をあらわす日柱（日柱）と、自分自身をあらわす天干（てんかん）が交わるところでわかります。

春菜さんは「癸（みずのと）」。「陰の水」ですね。

ここ導き出されるのは、自分が自然界の何タイプかということ。
隠の水は雨水・雲ですね。

性質を知るには、シンプルに自然を思い浮かべてみてくださいねみてくださいね。
五行は、人間を木の成長に例えて5つのカテゴリーに分けたものです。

木は燃えて火になり、火が燃え尽きて土となる、土から金属が生まれて、金属に水が吸い寄せられて水が発生する。そして、水が木を育てます。

植物を育てる水は、みんなにとって心地よい存在。求められるがゆえにエネルギーが持ってかれちゃうこともありますが、そんな時は「雲隠れ」がおすすめです。

思い当たるフシがあるということは、春菜さんは自分の資質を生かして生きているということですね。たとえば、太陽さんは暗い人生を送っていたらおかしいし、斧さんは武器として活躍するから、人生が荒れるのが正解。刺激的な人生を望んでいるんですね。
それらもすべて自分で設定してうまれてくるんです。

ちなみにそれぞれ、陰と陽がありますが
陽の人に引きこもれと言われてもつらいし、
陰の人にどんどん前に出ていけと言わてもつらいんです。

「陰」の子が不登校になるのと、「陽」の子が不登校になるのでは、意味合いが違ってきます。

四柱推命は本当に深くて、いろんな角度から自分を分析することができます。

次に、さきほど導き出した8つのブロックのなかに「木」「火」「土」「金」「水」がいくつ入っているかを数え、バランスを見てみましょう。

春菜さんは水が3、木が3、火は0、土が2、金が0ですね。
これらの数字を、五角形の外側に書いてある、【比劫（ひごう）・食傷（しょくしょう）・財（ざい）・官殺（かんさつ）・印（いん）】に入れていきます。

春菜さんは、
比劫3・食傷3・財0・官殺2・印0 ですね。

これは、それぞれ以下のような意味があるんです。

0っていうとダメな風に感じちゃう人が多いですが、そうじゃないんです。
足りないところをどう補うか、強いところをどう生かすかなんですよ。

たとえば、管理の意味を持つ「官殺」が0の人は社長さんが多いです。
自分に管理能力がないから、人に管理してもらうんです。

わたしに四柱推命を教えてくれた先生は、四柱推命のことを「戦略」と「戦術」と表現していました。自分を知ることができたら、人生の戦略を練って戦術を使うことができるんです。

たとえば、私は「官殺」が4でかなり強いのですが、からだと心の管理をする養生の仕事は向いているんですよね。

なので、私とっての戦略は「推拿セラピストになること」で、戦術は「指の使い方」だったり「四柱推命を使うこと」だったりします。

それを知るだけで、職業に生かすことができますよね。

そうです。決めつけないのが哲学。

人生をよりよくなるために、手段を考察し、「こうじゃないでしょうか？」というのが哲学なんです。そこには自分を生かすための、智慧やヒントがたくさん詰まっています。

たとえば、今のコロナ禍。
太陽さんで鬱になっている人がいるなら、世の中が暗いから引っ張られて元気がなくなってしまっているのかなぁと推察できるし、金属さんは世の中に切り込みたい感覚になるかもしれない。春菜さんみたいな「水の人」は、自分の中に真理を持っているから影響されていないかもしれないですね。

そうそう。
今嫌なことが立て続けに起こっているとしたら、まずは「人生の学び」だと受け止めて。その上での戦略を考えます。

例えば、火加減を間違えてお鍋を焦がしてしまったら・・・いくつか解決法がありますよね。一番自分に合う解決法はどれかな？って考えるんです。

「私は、力が強いからこすります！」なのか、
「私は、知性があるので重曹で溶かします！」なのか、
「もう捨てちゃいます」なのか。

そういうことです！
ゲームのRPGでたとえると、パーティーにはマッチョの兄ちゃんとか、おっかない武器持ってるセクシーな姉ちゃんとか、いろんなメンバーがいるでしょ〜。

自分はどんなキャラなのかを知ったうえで、自分に合った武器を装備して、自分の能力を生かせる相手に挑めば、強い敵も倒せちゃうんです。

そして足りないところは、人に助けてもらったらいいんです。

わかりますよ〜。

中国には、天も人も同じ根源という「天人合一（てんじんごういつ）」という考え方があります。下の表を見ていただいたらわかるように、五行と人の体は対応しているんですね。

これらを生かして、からだの状態・心の状態を「中庸（ちゅうよう）」に持っていくこと。つまり、平均値に近づけることが大事なんです。

性質に関しては、いびつなままでOKです。
弱いところにフォーカスするのではなく、強いところを生かして戦うイメージです。

自分を生かすために、からだと食事ではバランスをとる。
「バランスよく」と言っても、30品目をとる・・・ということではなく。際立ったところは抑えて、足りないところは補うイメージです。

サロンでは、お一人おひとりに必要な食材などを簡単にアドバイスさせてもらうこともできます。

今、「印」の知識の部分が膨らみすぎて、身動きが取りづらくなっている人が多い印象です。ワクチンのこと、消毒のこと。情報を鵜呑みにしていると、本来の自分を発揮することができません。

そういうときは、とにかく自分の健康を考えることが大事です。
健康になることにフォーカスすれば、この世は大丈夫です。

自分という1人の人間は、宇宙と対応しているからです。

周りの人を幸せにしたい
地球をよくしたいと思うのであれば、
まずは自分からです。