「地域子どものくらし保健室」の活動を知ってもらうために、
2019年2月22日(金)11:30〜13:00ファミリーハウスあいで「絵本セラピー」の交流会を行いました。
ファミリーハウスあいは、難病をもつ子どもたちや家族が、入院中・外泊時・外来通院時等に利用する滞在施設です。
「絵本セラピー」の講師をしてくださったのは、
フリーアナウンサーであり絵本セラピスト協会認定の絵本セラピスト®である
アナウンスハウス代表・福井一恵さん。
(ふくいかずえ)さんが本名なのですが、ニックネームは(いちえ)さん。
今回の記事では、(いちえ)さんで書かせていただきますね。
とっても和やかな雰囲気のなか、はじまったセラピー。
まず最初に、ご挨拶がわりの1冊を紹介。
いちえさんの、よく通り、すがすがしく、やさしい声に、一同が聴き惚れました。
そして、自然とみんな絵本の世界にのめり込み、笑っていました。
<いちえさんが本を読む→それに対して参加者が一人ずつ感想を言う>
シンプルにこの繰り返しなのですが、感想を伝えていくうちに色々な気づきがありました。
いちえさんが、「文字を読もうとしなくていいですよ。遠くて見えなくても、大人は文字を読もうとするんです。私が読むので大丈夫です。」と言っていましたが
本当にその通りでびっくりしました。
ついつい文字を追ってしまう自分がいました。
そして、意味を考え込んでしまう自分がいました。
感想を伝え合ううちに、
同じ1冊でも、個々に感じるものが全然違うことに気がつきました。
感想を言いながら、涙してしまう人も・・・。
いちえさん曰く、「大人にとっての絵本は、自己を投影する場所」。
それぞれの経験によって、感じ方も全然違うことに驚きました。
5冊の本を読み終わる頃には、すっかり心が洗われている感覚に。
最後に、絵本の豆知識も教えてもらいました。
絵本ってすごく考えて作られているんです。
例えば、この「見返し」にも意味があるんです。
謎の模様も・・・絵本を読めば納得!
絵本の中には
人生の中で繰り返し思い出して、
自分を勇気付けてくれるような、
おまじないのような言葉がたくさん散りばめられていました。
大人になった今だからこそ、必要なメッセージがたくさんあるなぁとしみじみ感じた交流会でした。
ラ・ファミリエさん、いちえさん、素敵な時間をありがとうございました。
地域子どもの暮らし保健室