『ザ・ワーク』と『虎に翼』

ノートワークが大好きな私が、久々にヒットした本があります。

それが、バイロン・ケイティ著 「ザ・ワーク 人生を変える4つの質問」 !※アフィリエイトリンクです。

ワークの内容は、とっても簡単!

「私たちの心を乱すのは、現実に起きていることではなく、起きていることに対する考え」であるということを基本の考え方とし

自分が今抱えている問題に関して

1.それは本当でしょうか?
2.その考えが本当であると、絶対言い切れますか?
3.そう考えるとき、(あなたは)どのように反応しますか?
4.その考えがなければ(あなたは)どうなりますか?

この4つの質問を投げかけるんです。

たったこれだけです。

人は、自分で物語(ストーリー)をつくってしまいます。

これは、脳科学的にも証明されていて、「インタープリター(解釈者)」と呼ばれています。

たとえば、「家族は愛し合わないといけない」とか「人の悪口を言ってはいけない」とか、道徳的な考えもそうですし、「あの人は私のことを恨んでいる」とか妄想の類いもそうです。

とにかく、人は自分自身の公式見解を信じてしまう傾向にあります。

でも、このインタープリターから告げられる物語りは、気まぐれであてにならないと精神学者達は結論づけています。


このワークでは、これらの「自分で作り上げたストーリー」を疑い、ありのままの現実を見つめることで自分の心を解放していくのがテーマとなります。

これらの「自分で作り上げたストーリー」を疑い、ありのままの現実を見つめることで自分の心を解放していくのがテーマとなります。

私たちが苦しむのは、ある考えを信じて、現実に意を唱えるときです

現実と闘えば100%負けてしまうのに、私たちは戦いを挑んでしまいます。

たとえば、

「家はきれいであるべきで、子ども達は片付けをするべきである」という私の考えがあったとします、でも、現実は子ども達は片付けをしない、家はぐちゃぐちゃである・・・。

この現実と考えの差が、自分を苦しめるのです。

この世界には3つの領域があります、

「私の領域」「あなたの領域」「神の領域」

ここでいう神の領域は「現実」の部分で、現実は変えることができません。

変えることができるのは「私の領域」だけ。

だからこの片付け問題も、私が家をきれいにしたいなら、「私が」片付けするしかないのです。

本当にシンプルです!!!

「THE WORK」のご紹介はYouTube版もありますので、ぜひ観てくださるとうれしいです。

『虎に翼』のはなし

話は変わりますが、私はNHK連続ドラマ小説『虎に翼』にどハマりしていました。

『THE WORK』を読み終わった頃に、ちょうど最終回がありました。

主人公のトラちゃんは、まさに現実に意を唱え続けた人。

「そっちに進んだらしんどいだけ!地獄の道を行くのか?」と引き止められてもなお、地獄の道を進んだ人です。

最終回で、死んだお母さんから「どう?地獄の道は?」と尋ねられ

「最高!です!」と答えるトラちゃんが、すご〜く素敵で号泣でした。

このシーンを見て、『THE WORK』の以下のフレーズを思い出しました。
私たちが苦しむのは、ある考えを信じて、現実に意を唱えるときです。
現実と闘えば100%負けてしまうのに、私たちは戦いを挑んでしまいます。

相反するような2つの場面を同時期に見せてもらったおかげで、私のなかの呪縛が一つ解けたような気がしました。

私はノート術を学ぶうちに、人はいつも「ご機嫌でいないといけない」「物事を難しくしない、簡単にした方がいい」ということに囚われるようになってきていた気がします。

でも、トラちゃんの姿を見て、
「世間に怒り続けて」もいいし、「ハードモード」に進んでもいいんだ、と改めて感じました。

どう進んでも、自分の人生。
自由に決めることができる・・・!

あらためて、「人生ってたのしい」「人間ってたのしい」と思えた瞬間でした。

まだまだ私のなかに「こうするべき」が多いみたいです。
どんどん外していきたいなと思いました。