数字の先にある「幸せ」をつくる。いけだみえさんと考える、これからの松山の経済

みえさん=子育てというイメージがありますが、実は議会にて「松山市の経済」に関しても熱い議論をされています。

今回の記事では、みえさんの考える松山市の経済的現状〜そして理想の未来までをご紹介します。

「お金を使わない街」の裏側にあるもの

松山市が2年連続で「日本一お金を使わない街(消費支出が全国最下位)」になったのをご存知ですか?

私自身、子育てをしながら「お金を使わなくても楽しめる場づくり」を大切にしてきました。松山には物価の安さや節約を良しとする文化があり、それは一つの豊かさかもしれません。しかし、その裏側で「市民の所得水準」が全国や近隣都市と比較して低いままであることは、看過できない課題です。

「今の所得で、自分たちの人生を豊かに彩ることができるのか」。若者や女性たちは、今、非常にシビアに街を選んでいます。

▲参考データ:愛媛新聞ONLINE 松山市が2年連続で「最もお金を使わないまち」

▲参考データ:愛媛新聞ONLINE「脱・最もお金を使わないまち」も・・・松山市民は何を買う?

ひえ〜〜!
知りませんでした・・・
記事の、以下の部分がとても興味深いです。

気になるのはその金額です。51位だった那覇市は301万4668円で、松山市を30万円以上も上回っています。ただ、2022年に51位だった青森市は5万5千円ほど多かっただけでしたので、さらに広がった形です。全国1位の支出額となったさいたま市(412万9107円)と比べると、144万8千円のマイナスで、月換算すると1カ月で10万円以上も少ない計算になります。

松山市は2022年調査では294万647円で、2000年以降としては初めて最下位となりました。当時、いよぎん地域経済研究センター(IRC、松山市)の担当者の方に原因を尋ねたところ、「明確な理由は分からない」とした上で、

・節約志向が高いとされる県民性
・松山市の物価の低さ
・新型コロナウイルスの影響


の3点が要因ではないかと推測していました。松山市は最もお金を使わないまち、良く言えば「最もお金を使わなくてよいまち」と言えるでしょうか。

「節約思考が高いとされる県民性」、「物価の低さ」って一見よさげに聞こえますけどね。

「最もお金を使わなくてよいまち」というのは、移住促進の面でもアピールポイントにされている気がします。

私自身、子育てをしながら「お金を使わなくても楽しめる場づくり」を大切にしてきました。

松山には物価の安さや節約を良しとする文化があり、それは一つの豊かさかもしれません。

しかし、その裏側で「市民の所得水準」が全国や近隣都市と比較して低いままであることは、看過できない課題です。

「今の所得で、自分たちの人生を豊かに彩ることができるのか」。
若者や女性たちは、今、非常にシビアに街を選んでいます。

これではさらなる人口減少につながってしまいます。

▲R5年度版 松山市統計書 市内総生産及び市民1人当たりの市民所得の推移

「お金かからなくて良さそう」っていう価値観は、そろそろアップデートしないといけないですね。

松山に帰りたいと思っても、「収入を考えるときつい」というのが現状ですもんね。

「生活を豊かにしたい」という想いは、万人共通だと思います。
今の現状を見て黙っておくわけにはいきません。

経済分野の「ジェンダーギャップ」を解消したい

特に深刻なのが、女性を取り巻く経済状況です。
松山を離れる女性たちからは「良い就職先がない」「古い固定観念が残っている」という切実な声が届いています。

切実ですね。
都会とは給料が全然違いますもんね。

議会でも

⚫︎現在、本市における男女の収入格差の現状をどのように把握されているのか。

というみえさんの質問に対して、市の回答は

⚫︎愛媛県の給与掩準は、 令和6年度、男性100に対して女性は76.4 で、 全国平均と同程度の男女差。

とのことでした。

データを見ても、愛媛の男女賃金格差は全国平均と同程度に存在します。
放課後児童クラブの支援員など、社会を支える不可欠な仕事の多くが女性による低賃金労働に頼っている現実もあります。

性別に関わらず、正当な収入とキャリアアップのチャンスが等しく用意されていること。

これこそが、若者がこの街に帰ってくるための大前提だと私は考えます。

▲市政報告会のようす。「松山市の経済」に関してもふれました。

経済面以外でも、松山市はまだまだジェンダーギャップのあるまちだと感じてしまいます。

もっと、市民の意識が変わるきっかけがあるとよいですね。

「愛」で拓く、新しい経済の形

では、どうやって経済を活性化させるのか?
やはり、「お金の使い方」だと思うんです。

予算をどこに使うか・・・ということですよね?
興味深いです。
みえさんは、どこにお金を使ったらいいと思いますか?

▲イベント「山本清文さんが見てきた文化施設について」にて

私は松山を、「中高学生がもっと楽しめるまち」にしたいんです。

松山も中心部に行けば、文化施設もありますし、買い物もできます。

それなりに都会の便利さを味わえると思うのですが、果たして松山市に住む中学生全員がその便利さを味わえているのでしょうか?

はっ!
そういえば、私が住む久谷エリアには、中心部に向かう交通手段がないから・・・保護者が送り迎えをしないと、中学生にとってはとても不便ですね。

そこなんです。
私は、もっと子ども達の移動手段について考えていきたい。

たとえば市内を走るバス。
1人乗せるのも30人乗せるのも、一緒ですよね。

それなら、中高学生は市内どこでも200円にするとか。
そういう工夫もできるはずです。

これは財源がなくてもできることです。

中高学生の文化施設利用の無償化も進めていきたいです。
子どもの頃の楽しい思い出は愛着を生みます。

「また帰りたいまち」をつくるには、子どもの頃の思い出づくりが必須。

中学生の職場体験を、単なる「作業体験」から、働く大人の哲学に触れる「対話型」へとアップデートすることを提案していますが、それも同じ意図です。

松山で活き活きと働く魅力的な大人に出会う記憶こそが、将来の定住に向けた強力な動機付けになるはずです。

たしかに、よい思い出がないと帰りたいと思わないですもね。
誇りに思える故郷がよいです。

また、経済をまわすまちにするためには、「挑戦を支える環境づくり 」も大事だと思っています。

地方自治体の経済対策の財源には限界があります。

ではどうするのか?

地域経済を支えてくれている「中小企業」の発展を応援する仕組みがあればよいと思うんです。

たとえば、現場の企業が国や各省庁が提示する補助制度をもっと機動的に活用できればいいですよね。

地域経済を支える中小企業の皆さんが、国の補助金などを活用して高付加価値な事業に挑戦できるよう、専門家派遣などの支援を継続・強化する。

首都圏並みの給与水準を目指すIT企業の誘致や、デジタル人材の育成も急務です。

私も夫婦でちいさな会社を営んでおりますが、挑戦できる仕組みがあるととっても助かります・・・!!

当たり前ですが、松山をよくするためには、一人ひとりがよくならないといけないですね。

そのための市からのサポートがあると、とてもうれしいです。

はい。
それこそが、新しい経済の形だと思います。

お互いに思い合う「愛」が循環するまちづくりをしていきたいです。

次世代に夢と希望を繋ぐために

いま、松山駅周辺の整備やアリーナ構想など、大きな「投資」の議論が進んでいます。

私は、単に施設を作るだけでなく、そこからどうやって新しい街の活力を生み出すかという視点が大切だと考えています。

北海道の「エスコンフィールド」のように、何もない場所から夢を持って街を作り上げていく、そんなワクワクする未来を皆さんと描きたいのです。

松山駅周辺のプランもやっと発表されましたね・・・!
松山駅、早くどうにかしてほしいです。

単なるハコモノ建設としてではなく、「未来を生きる子どもたちに何を残すか」という投資の視点がとても重要です。

建設費や維持費がいくらかかるのか。
・将来の子どもたちに多額の借金(将来負担)を残すことにならないか

これらの不安に対し、専門的な知見を持つ市民や地域の方々の声をしっかり聞き、「愛を形にする」誠実な歩みが必要であると確信しています。

次世代と世界に誇れる新市民会館を官民連携で整備すること。

駅周辺が「何もない場所」から、市民の知恵と愛によって「世代を越えて夢と希望が叶う場所」へと変わっていくことを目指していきます。

資料を見るだけでも、多額のお金が動くのが分かります。
大切な税金の使い道、市民にとってもかなり注目したい部分ですよね。

みえさん、ぜひ、松山駅周辺のこともよろしくお願いします。

私には、大きなバックボーンがあるわけではありません。

でも、私の周りには、地域のことを思い、知恵を貸してくださる素晴らしい市民の皆さんがいます。

松山市のこれからに関しても、さまざまな意見を頂戴しています。

皆さんの「愛」を形にし、信頼の好循環を生み出すことで、次世代が夢を叶えられる松山を全力でつくっていきたいです。

みえさん、お話をありがとうございました。

松山市に対してぼんやり感じていたことが言語化された気がします。

そして・・・市に対して無意識で諦めていること、まだまだあるなぁとも感じました。

未来に期待できるまちであってほしい。

発展していくまちであってほしい。

ただぼんやり感じるだけではなく、松山に興味を持ち、経済についても勉強していきたいと思いました。

いけだみえ

https://ikedamie.info/