
松山市議会議員・いけだみえさんに、気になることを率直に伺っていくシリーズ。今回、第1回目をお届けします。
松山市のために、日々奮闘しているみえさん。
「庶民派・子どものミカタ」を掲げ、特に子どもに関する分野に力を入れて活動されています。
この記事では、みえさんが松山市議会でも質問に取り上げていた「障害児の送迎」 について、詳しく掘り下げていきます。
誰にも頼れない、長期的な送迎
みえさんに質問です!
R7年3月の代表質問で「障害児を送迎する保護者の負担軽減」について取り上げていましたが、このテーマ、わたし自身も障害のある子どもを育てていることもあって、同じ立場の方から耳にすることがあります。
特別支援学校やスクールバスのバス停まで、親が送迎するのが当たり前になっている現状。
ママたちはその状況を「仕方ない」と受け入れ、仕事を辞めて調整している方もいます。
わたしも、我が子に障害があったことでこの問題を知りましたが、関係のない人にはあまり知られていない現実だと思います。
みえさんは、この課題をどのように知ったのでしょうか?

もう見過ごすことはできない
支援学校は県内に数カ所しかありませんし、全員がスクールバスに乗れるわけでもないと思っていたので、保護者の方が自家用車で送迎していること自体は以前から知っていました。
私が小学生の頃にも、麻痺のある支援学級のお子さんが毎日お母さんと一緒に登校していたので、「送迎が必要な子がいる」という認識は昔からありました。
特別な支援が必要な子どもの親は、わが子のお世話にとてもエネルギーを使うものだと、どこか当然のように思っていたところがあります。
実際、私自身も喘息の子どもと離れずに生活していた時期がありました。
しかし近年は、「社会全体で子どもを育てる」という考え方が進み、子育て支援のサービスも充実してきています。
であれば、最も手がかかり大変な子育てをしている家庭こそ、支援すべきではないかと考えるようになりました。
私自身が当事者なら、長期にわたる毎日の送迎をまず誰かに頼れるようにしてほしいと思うはずです。
そうですね・・・。
私もそう思うと思います。

ただ、
・当事者の方々が本当に求めているのは送迎の問題なのか
・代弁を望んでいるのか
・特別支援学校は県立なので、市議会で扱うべき話題なのか
こうした迷いもあり、当初は優先課題として取り組むまでには至りませんでした。
そんな中、ご近所さんの男性から
「特別支援学校に毎日送迎している友人家族が大変そうで、どうにかならないのか」
という声を聞いたんです。
そこで、実際に特別支援学校へ通う保護者の方々と意見交換を行い、バスの定員問題や県の対応の実情について、直接話を伺いました。
その中で、「これは取り組むべき課題だ」という思いが、より強くなりました。
県にも足を運び、松山市の担当職員とも状況を共有したうえで、議会で取り上げることを決めました。
現在は、仕組みやルールそのものを見直していく必要があると考え、取り組みを続けています。
特別支援学校のスクールバスは複数台運行されているものの、定員に達していて新たに乗れない子がいるという課題があります。
保護者の方々は毎日往復の送迎を担いながら、仕事や家事、育児をこなし、休む暇がありません。
「送迎が必要な期間は、10年以上続くこともある」
という声もあり、負担の大きさは計り知れません。

愛媛県の通学支援の状況
報道でも取り上げられるようになって、需要の高まりを感じますね。
実際、愛媛県(松山市?)の通学支援の状況はどんな感じなのでしょうか?
他県とはまた違うのですよね?
【障害児の登校支援】財政圧迫、ヘルパーも不足|愛媛新聞ONLINE
通学支援は、公的サービスは難しそうです。
なぜなら、質問の答弁にもありますが、「どんな支援ができるか?」と訪ねても、なるほどという解決策がイメージできなかったからです。

答弁を聞きましたが、県と市の管轄問題が難しそうですね。
「県に要望する」の一点張りな気がしました…
そんななか、みえさんは「松山市としてそれでよいのか?」を真っ向から問う質疑で、心を打たれました。
みえさんは、この移動支援の問題に関して松山市としてどのような動きがあるのがベストだと思いますか?
それぞれ事情やニーズが違うことと想像しますし、社会資源、財源や合意形成を乗り越えていく必要があるので、ベストな答えは明確ではありません。
けれども、放っておく訳にはいかないと思う課題ですから、モアベターへ前進したり、探したりと、解決策を目指して取り組む先にしかベストに近づくことは出来ないと思っています。
なので、障がい児の登下校支援を考えるアンケート調査をやってみます。
現在、日々の送迎をしている保護者さんだけでなく、卒業生やお知り合いの方、関心を持ってくださった方が支援が必要と思ってくだることが世論となり、現実を動かすことが出来ると思います。
熊本市では、基本的に保護者が随伴登校をしないという考え方で環境整備が行われていると教えてもらいました。保護者の負担軽減という意味よりも、自立や理解、人権にも繋がる考え方で進んでいるし、そもそも、そうあるべきとも思います。
ラ・ファミリエのキャンプをお手伝いに行った時に教わったので、熊本市の通学環境を確認まで、できてません。一番先進的に取り組まれている自治体の制度を習って、取り入れて行きたいと思っています。

どうやって政策をすすめる?
アンケート、この記事を見た方もぜひご協力いただきたいですね。
市議会議員さんの仕事って、こうやって市民の声の声を拾って、議会で何度も質問をして、仕組みを作り、予算をつけていく…そういうことなんですね。
みえさんは、子どもの医療費無料化にも大きく貢献されたと聞きましたが、その時もこのように根気よく質問を続けたり、他市の事例を集めて提出したりされてたということでしょうか?
市議会議員の仕事と言えることは色々と沢山あります。
考え方や活動スタイルは、それぞれの議員によって違うと思います。
子どもの医療費無料化は、私が議員を目指した理由の大きな課題だったので、ひたすら模索しながら取り組みました。
活動報告書にも、まとめて振り返り記載しています。


政策実現は合意形成の成果なので、私は医療費無料を切実に願う当事者として、子育て世代の代弁者として、訴え続けましたが、同じように必要性を発言した議員、それらを理解して条例改正、財源確保に働いてくれた職員さん、決断してくれた市長、それぞれの立場で仕事をされました。
なるほど・・・。
みえさんは、最初から「政治は合意の世界」と言われていましたよね。
押し通す政治ではなく、みんなと一緒に答えをつくっていく政治。
そういうところが、母性を感じる政治だなぁと思います。

今回のインタビューを通して、
「知っているようで知られていない現実」が多くあることに気づきました。
障害のあるこどもを育てる親にとって、送迎は生活の中心になることもあります。
「頼れる仕組みがもっと整えば、働き続けられる人が増える」
「子どもが安心して通える環境が広がる」
そう感じました。
みえさんが動き続けてくれていること、そして声を挙げてくれたご家族の存在を、もっと多くの人に届けたいと思います。
ぜひアンケートにもご協力ください!!!
どなたでもご回答いただけます。
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みえさんに聞くシリーズは、毎月1本のペースで更新予定です。
次回は、みえさんとアートの関係に迫ります。
お楽しみに♩
