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ある時は旅人、ある時は経営者の相談役、ある時はライバー、ハーブティー屋さんetc…いろんな顔を持ち、一言では言い表せないスーパーフリーランスかんちゃん。
彼女の実態を暴く(笑)このシリーズも、とうとう最終回・・・(涙)!
(過去の記事はこちらからご覧くださいね!)
テーマは、かんちゃんの軸となるのでは!?と感じている「お金」について。
根掘り葉掘り聞いてみました!
読むと、お金への概念が変わるかもしれません。
爆速!かんちゃんがハーブティー屋さんになるまで
かんちゃんは、re.leafというハーブティーブランドもしているよね。
なんでハーブティー事業をしているの?
コロナ禍に入った頃から、キッチンカーがすごい盛り上がり始めましたよね。
わたしが銀行を辞めると決めた頃、まだ何をするかは決めてなかったんですけど、知り合いの経営者さんとお話している中で「キッチンカーって儲かりそうだよね」って話していて。
「レモネード屋さんみたいなドリンクスタンドをつくって、1杯500円とかにしてて20杯売れたら1万円。大学の近くとかでお店出すのも楽しそう」って雑談をしていたんですよね。
そこで、「私だったら何のキッチンカーつくるだろう?」ってシミュレーションしてみたんです。
やるんだったら、自分が好きなものを売りたいじゃないですか。
「ホットサンドがいいかも!」って思ったけれど、私、普段の暮らしではご飯派なので。家に食パンがない生活をしているんですよね。食べる習慣がないから、食パンが余ったらそのままロスになってしまうし、ホットサンドって具材がたくさんいるから、その管理がちゃんとできないとロスの多い事業になってしまうから違うな・・・と。
こんな感じで、「私だったらこうする」というシミュレーションはよくしていました。
シミュレーションがめちゃくちゃ具体的だなぁ(笑)
「キッチンカーを購入するなら」と、お金の計算もしていました。
キッチンカーって、ちゃんと設備が整っているものは200万ぐらいするんですよ。銀行員のときは全然お金がなかったので、そもそも出せないなぁ・・・初期費用を回収できる見込みはなさそうだなぁ・・と感じて、いったん具体的に進めることはしませんでした。
それでも、ずっと「お店をしてみたい」という気持ちはあって。マツヤマンスペースのコミュニティマネージャーになってからは、会員さん向けに日本茶カフェのイベントをしたりしていました。
へぇ〜!
「やってみたい」ってインプットされてから、リサーチしたり、自分で試してみたり、いろいろ動いていたんだね。
実際に、お店をやろうと決めたのはきっかけがあったの?
ハーブティーとの出会いがきっかけです。
私、寝つきが悪いんですけど、そのことを知り合いに話したときに、「カモミールティーを飲んだらいいかもよ」って教えてもらったんです。
そういえば、みささんと出会った時、自己紹介で「スタバで好きなのはカモミールラテ」って言ってたことも思い出して、「カモミール」というキーワードが私の中で繋がってきたんです。
おぉ〜。
寝つきの悪さからの興味だったんだね。
その後は、どんな流れで?
ちょうどその頃からアドレスホッピングをはじめていたので、東京に行った時におすすめされたハーブティー専門店に行ってみたんです。
カウンセリングをしてもらって、今の自分に必要なハーブティーをセレクトしてもらって、家で飲み始めたんですけど、夏が近づくにつれて「飲むの熱いな・・・」と感じるようになってきて。
ハーブティーって、水出しが難しい飲み物なんです。効用を出すためには、一度熱湯で抽出しないといけないので。
熱いのを時間かけて冷やすのは面倒くさいし、アイスの状態で販売しているお店はないか探してみたんですけど中四国にはなくて。
「じゃあ、自分が店やるか!」ってなりました。
え〜!!!
まさかの、「飲みたいけど面倒くさい」という理由で(笑)!
しかし、よく考えてみると中四国にはハーブティースタンド自体見かけないような・・・。
ハーブティーなら、もし販売用が余ったとしても家で飲めますし。
だったらロスがない!って考えました。
ハーブティーってつくっているときも香りがいいし、飲んでいるときも自分のことを好きになれる感じがするのがいいんです。内側から「よくなる」感じ。
「しかもオシャレだし、楽しいな、やっちゃおう♩」っていうノリで、思いついた翌月にはすでに出店をしていました。
はやっ!!!!
早すぎる〜〜〜〜!
起業支援のために勉強していたのもあって、順序立ては頭の中にできていました。あとは、やる理由、コンセプト、やることリスト…エグいぐらい書き出しました。
あ・・・思ったよりもエグかった(笑)
考えることが本当に好きなんだね。
実際、やると決めてどんな手順でやっていったの?
最初は視察から。大阪、三重、名古屋、静岡、東京に行きました。
ハーブのことを全く知らなかったので、とにかく専門店に行って、情報を仕入れました。
「アドレスホッピングで訪れた土地で、宿の近くのハーブティー屋さんを探して行ってみる」というのを繰り返したのですが、訪問させていただいたお店の方はみなさんやさしくて…。「愛媛でハーブティースタンドがしたい!」と、知識はないけど気合いだけはある私に、色々教えてくださいました。
今でも茶葉を買わせてもらったり、近くに行ったら寄らせてもらったり・・・いい関係でお付き合いさせてもらっています。
やったことをしゃべりだしたら何時間もかかっちゃうので省略しますが、いろんなことをしました。1日1日のやっていることの量が激しかったです(笑)
普通、半年とか1年かけて準備するところを、1ヶ月でやったので、爆速でした。
ブランディングの専門家の先輩に話を聞いてもらったり、デジハリで店名を募集したり(結果、みささんのアイディアが選ばれました!)。
試飲会をして、メニューや金額なども全部デジハリのメンバーに聞いて決めました。
ありがたいことに、私のまわりには私の思いつきを応援して協力くださる方がたくさんいるんです。
キッチンカーと出店イベントも、いつも見守ってくださっている方が用意してくださって。とても感謝しています。
私の力だけではなく、みなさんのおかげで出店までたどりつくことができたんです。
結局、「ハーブティー屋さん」はかんちゃんにとって何なのか!?
「ハーブティー部門でこのくらい稼ぐぞ!」とか「この店で、一旗揚げてやるぞ!」みたいな野心はあるんですか?
う〜ん・・ないですね。
私が取り扱っているハーブティーは原価が高いうえに、売値も高くしていないから、儲からないんです。出店料も、安くはないですよね。利益出そうとしたら、今の何十倍も売らないといけないんです。
それでもハーブティー屋さんをはじめた理由のひとつに、経営支援をするために、「やる側の気持ちを分かりたい」というのがあります。「支援する立場」から「支援」をしても、結局経営者さんの発想や考え方が理解できないんですよね。
たとえば、経営者さんがすごいスピード感でものごとを進めているので、「事前に共有してほしかったなぁ」っていうことって結構あるんですけど。自分がお店はじめたら、勝手に進めちゃうのも分かるなぁって。
あぁ〜なるほどなぁ〜。
細かい心理はやってみないと分からないよね。
あとは、お母さんを巻き込みたかったっていうのがあります。
ん???
お母さん・・・・?
今までの私の仕事って、お母さんに手伝ってもらえることがなかったんですよね。基本的に相談にのる仕事なので。
私が忙しそうにしていると、「何か手伝えることない?」って言ってくれるんですけど、封筒に切手を貼って出すとか(笑)、そういうのしかないんです。
でもハーブティー屋さんだったら、一緒にハーブティーつくってもらうとかやることができるじゃないですか。
シール貼りもできるし、おそろいの洋服着て一緒に出店もできる!
あ、おそろいの洋服というのは、4年前ぐらいに親子で「のど自慢」に出たときに着ていたワンピースです。
え!?
のど自慢出たの(笑)!?
エピソードがいちいちおかしいけど、かんちゃん優しいなぁ。
そういえば、よく一緒に旅行にも行ってるもんね。
はい!
12月にはホノルルマラソン一緒に走るんです。
ほえ〜〜〜〜!
お母さん、とっても嬉しいだろうなぁ。
お母さんだけじゃなくって、関わる人たちがうれしいのがいいなぁと思っていて。
お店を立ち上げるとき、どんな「うれしさ」が生まれるのかも書き出していました。
かんちゃんって、「みんながよくなること」を考えて動いているよね。
ところで・・・喜ぶ人たちリストのなかに「小学生たち」の項目があるのは、どういうこと?
私、子どもがめっちゃ好きなんですよ。
ユニバでバイトしていたときも、面接で「子ども向けのエリアじゃないと働きたくないです!」って言ったぐらい(笑)
くりた子どもひみつきち っていう、地域の子どもたちが放課後に集まるスペースがあるんですけど、私、そこでボランティアをやっているんです。
そこの子どもたちに、ハーブティーのシール貼りをお願いしたらすごく喜んでくれて、しあわせでした!
そっかぁ〜〜。
みんなを巻き込んでいくスタイルなのね。
でも、これって多分・・・めんどくさいよね。
自分一人でやれることを、わざわざ出向いて、教えて、管理しながらやってもらうのだから。
でも、それがかんちゃんにとっては「楽しい」ってこと!?
楽しいし、自分もラクです。たとえば、200個のコップに一人でシール貼りってしんどいじゃないですか。
それを、子どもたちに、ゲームみたいに楽しんでもらえるっていいですよね。お店の存在意義にも繋がると思います。
小学生に「このシール、記念に一枚もらっていい?」って聞かれて、プレゼントしたらランドセルのど真ん中に貼ってくれたんですよ(笑)
この子にとって、このお店は大きな存在なんだなって思うと嬉しかったです。
はぁ〜♡
素敵なエピソードだなぁ。
では、これからもハーブティーをガンガン売っていくぞ!というよりは、ゆるく続けていこうという感じなのかな?
そうですね。
たま〜にやれたらいいかな、という感じです。楽しいので。
出店すると、友達や今まで一緒にお仕事をしていた人たちが「顔見に来たよ〜」って顔出してくれるんです。
普段の仕事の姿とは違う、プライベートな感じで会えるのが面白くって。
「お店やさんごっこ」ですよ。
子どもの頃、めっちゃ好きだったんです。
じゃあ、お金はどこから生み出すの?
では、ハーブティー事業も、アドレスホッピングも、そのこと自体ではお金を生み出していないってことだよね?
でも、人生のルーティンに組み込まれているような感じ?
ポケモンでいうと、「わざ」みたいなもんです。
いつもサイコキネシス使うわけじゃないけど、いざとなったら使えるみたいな。
じゃあ、ハーブティーやアドレスホッピングは「お金を儲ける部門」ではないということね?
そもそも、「お金儲けを考えている部門」がないかもしれません。
え!?
そうなの!?
株とか、ポイントでお得にゲットする方法とかはめっちゃ詳しいよね(笑)?そういうお金のテクニックは使うのに、仕事ではしないってこと?
「使う」と、「もらう」で違うかもしれないですね。
お金をもらおうとは思っていないです。
使う方は、できるだけオトクにしたい意識はあります。
「同じものを買うんやったら安く買いたい」という気持ちはあります。飛行機なんて、同じ距離を同じ時間で移動するのに、1日ずれるだけで2万円上がるとかあるじゃないですか。
そういうのはすごく考えます。「それならもう1泊して、次の日帰ろう」とか。
そういうのは、やっぱりめっちゃ調べるの?
調べます!昨日だったら、ホノルル行きのことを調べるのに2時間ぐらいつかいました。でもその2時間で4万円ぐらい差が出ますから。お母さんのも入れると8万円のオトクです。
すっご〜い!
それは大きいなぁ〜。
飛行機以外に、力を入れてリサーチしていることはありますか?
徹底してるね!
私もポイントサイトのアカウント持ってるけど、ついつい付けるの忘れちゃう。
ちなみに・・・服とかはどうしてるの?どういうルールで買ってる?
そもそも、私買い物が面倒くさいんですよ。
行かないんです。
だから、サブスクで服買ってて。
DROBEっていうところなんですけど、AIが自分に合う服を選んでくれるんです。写真を見て、好き嫌いを選択していったら、「あなたにはコレです」という洋服が選ばれて届くんです。
最近は、パーソナルカラーのプロの方にお買い物同行してもらって買ったりもしてます。
これまた衝撃的!
「選んでもらう」スタイルなのね。
取捨選択めんどくさいんですよ。服選ぶの昔から苦手なんです。センスないんで。
「ここ、自分で考えない方がいいかも」っていうことをどんどんアウトソーシングしていくイメージなのかな?
ハーブティー屋さんの立ち上げもそうだったもんね。キャッチコピーとか店名とかロゴを、得意な人にお願いする!
そうですね。
私が一番得意なのは、お金なので!
ハーブティー部門も、レンタル代、出店料、交通費とか全部自分で計算しています。そういうことを考えるのは、何の苦でもなく楽しいんですよ🎵
普通は、そこが一番嫌な部分だよね・・・(笑)
逆に、「これだったらお金に糸目はつけない!」っていうことはありますか?
お茶はめちゃくちゃ買いますね。
私、コーヒーも紅茶も飲まないんで、お気に入りのお茶を見つけたらエグイぐらい買います。金額は見ない。
基本的に何を買うときも、値段は見ません。
私は遊牧民スタイルの生活をしているので、ティーバッグになっているやつを買うことが多いです。お湯はどこかで入れられるので、朝出かけるときにハンカチと水筒と茶葉は必ず持っていきますね。
ペットボトルのお茶は買いません。ゴミが出るのが嫌いなんです。あと、喫茶店とかにもあまり入りません。それよりもMYティー派です。
水筒に入れたお茶はアロマ効果もありますよね。開けた瞬間の香りに癒されます♡
買い物のルールはありますか?
買いたいものは買うし、買いたくないものは買いません。
たまに、欲しいなって思っても「金額がそこまでするなら、いっか」っていうものってありますよね。
「提示されている金額よりも価値がある」って自分が思っているから買うんです。
価値があると思っていても、それ以上に金額の方が高いっていう商品、結構あるんですよね。
そんな時は買いません。
たとえば、このカバン。私、こういうサイズのバッグ、前から欲しかったんです。エルベシャプリエに憧れていたんですけど、私のバッグに対する想いと、使う頻度を考えたら、10万円のバッグは「高い」んですよね。
一方、このバッグは京都で見つけたんですけど。一人のクリエーターさんが帆布の制作や柄のデザイン、ロゴとかも全部一人でされているんです。京都の山とか鴨川をイメージしてつくってて。ストーリーを聞いてますます好きになって買いました。
そっかぁ〜
自分にとっての「価値」に正直なんだね。
世間的な価値ではなく、自分に正直。
素晴らしいことだなぁ。
「もらう」方のお金事情
もらう方のお金についても聞きたいんだけど、どうですか?
今回の取材で、もらう方にエネルギーを使っていないイメージができたんだけど・・・
ハーブティー事業に限らず、仕事も全体的に「これだけ稼ぐぞ〜!そのために、売上取りにいくぞ〜」みたいな感じはないの?
ないです(キッパリ)!
営業したこと、ないんです。
元営業マンなのに(笑)
でも、営業って「買ってください」っていうのが仕事って思われがちですけど、「困ってることがあったら、いつでも相談してくださいね」って言っておいて、実際に困ったことがあったら頼ってもらえるのが仕事だと思うんですよね。
そう考えると、私はいつも自然な流れで「困っている人」を紹介してもらって、お金をいただいて助ける・・・ということが多いです。
仕事を、「もっと増やそう」とか「減らそう」とかないの?
仕事がやってきたら、やる!ただそれだけなのかな?
はい。
そもそも、「ニートになりたい」がスタートですし(笑)
じゃあ、仕事の方は戦略的にどうこうって感じじゃないんだね。意外!
すごく自然にやってる感じなんだね。
そうです。
ただ、収支計画はびっちりつくってます。
「この月にいくら入る」とか、「いくら払う」とかは計算してます。
私の仕事の仕方は毎月安定しているわけではないので、キャッシュフローを見える化していないと不安なんです。
じゃあ、
たとえば、契約が決まったらそれを落とし込んで。使ったら使った分を落とし込むって感じなのかな?
使う分は落とし込んでないんですよ。
とりあえず、「この月はこのぐらい入ってくる」っていうのが分かっておけばひとまず安心みたいな感じです。
「今年は生きられるな」とか、「来年のこの時期までは生きられるな」とか分かってると安心。
今のところ、来年の6月までは生きられる予定になっています(笑)!
一週間に1回はこのシートを見ますね。多いときは、毎日見ます。
マネーフォワードも使ってるって聞いたけど、家計簿みたいな感じで使ってるの?
そうです。
こっちは個人のお金の管理です。
使ったお金を見て、楽しんでいます。
「このサービスにこんだけ払ったなぁ」とか、「今月ここで、これ食べたなぁ」とか。
お金を使うことには、罪悪感が一切ないんですよ。
お金以上に価値を感じるものにしか、お金を使わないので。
だから、「こんなに使っちゃった」というマイナスの気持ちは一切ないです。
「これ食べてうれしかったなぁ」「これ買ってうれしかったなぁ」「ガソリン入れて、ここ走ったなぁ」「ADDress使って、いろんな人に会えたなぁ」とか、そういうのを振り返ってたら幸せなんです。
うおおおお!
めちゃくちゃ素敵な考え方だ。
かんちゃんって、不安に思うこととかないの?
お金って、一番「不安」を生み出す存在な気がするんだけど、どう?
私は、将来に対する不安は別にないんですよ。
「このペースでお金を貯めていけば、何歳にはこのぐらい貯まる」ということが分かっておけば、安心ですよね。
たとえ ば「60歳までに1億円」って決めていて、もちろんそれを加速させてもいいんだけど、「大体それに沿っていけば安心」っていう逆算ができていればOK。
私は、毎月決まった額を給料としてプライベートの口座に移動させてるんですけど、それを積立とか投資とか何種類にも分けています。
一本化せずに、いろんな場所に分ける意味ってあるんですか?
ありますあります。
人生で、お金を使うタイミングってありますよね。
たとえば、「iDeCo7万円かけられます」ってなったときに、今、7万円節税して楽しいかな?っていう話なんです。
人生において、大きくお金を使うタイミングって絶対あるんですよ。
家や車買ったり、家具を買ったり。そのタイミングがきたときに、「お金が足りなくなったからローンを借りよう」ってなるのを当たり前にするんじゃなくて、今のうちから利益を生みながらお金を増やしておけばローン借りずに済むじゃないですか。
そういうのはNISAとかを活用して、お金をつくっていく。
正直、この時期から老後のお金を貯めるっていうのもどうなんかな?と思って。iDeCoには大きい額を突っ込んではいないんですけど、でも生活水準を上げすぎないというのは大事やなと思って。
へぇ〜!おもしろい!
芸能人とかも、人気絶頂のときの生活を続けていたら破綻した・・・とかよく聞きますもんね。
生活水準って、下げるのが難しいんですよね。
なので、自分の幸せは、毎月どのぐらいのお金があったら実現できるのかという「足るを知る」という考え方が必要なんだと思います。
例えばですけど、私は月40万あったら十分なんです。貯金もできるし、ADDressで30泊10万円のプランで払ったとしても、残りは30万円。月10万円投資に回しても、生活費20万円あれば余裕で生活できる。
むちゃくちゃ稼ごうって思えば、月20万家賃のタワマンに住むこともできるかもしれないけれど、今のところ私にはそこまでの意欲がないので。
「足るを知る」の「足る」がキープされるように動けば、自由な時間を無理に仕事に当てずに済む。「私にはこの時間が大事」というのをちゃんと把握しておくことが必要だと思うんです。
かんちゃんにとって大事な時間は?
私は、いろんな地域にいって新しいものを見たり、自分が知らなかったところの情報が増えたり、想像と違うことが起こるっていうことが楽しいんです。
だからアドレスホッピングをしているんですけど。
その時間は、お仕事よりも優先なんですよね。
私にとっては、アドレスホッピングも仕事のようなもので、「仕事」「遊び」を明確にするのは難しいのですが・・・
何が言いたいのかというと、人生では「生きることに楽しさを感じること」が優先じゃないですか。その時間を優先したうえで、隙間にミーティングとかは全然入れますけど。
例えば、今日はジムなんですけど。めっちゃ仕事もあるんですよ。でも仕事のためにジムを削ることはしません。
すごいなぁ・・・
かんちゃんは、早くからその事実に気づけてすごい。
私は、30代後半まで仕事=自分の生きる意味ぐらいに思っちゃってたなぁ。
仕事抱えすぎて、締め切り守れなくて自己嫌悪の繰り返しだった。
私、締め切りは絶対守るんです。今日の夜はお寿司を食べに行く予定が入っているんですけど、食べたあとに仕事します。
待っている人がいる以上、迷惑をかけてしまうので。
小さい約束でも絶対守ります。
そこは自分優先ではないんです。
グサっ!!!!!
グサグサグサ!
耳がイタイ・・・(笑)
私だったら、寿司食べたら絶対仕事する気なくなるわぁ・・・
締め切りリスケお願いしちゃうわぁ・・・
そういうとき、「仕事、やだなぁ」とかならないの!?
ないです。
人に迷惑かける方が嫌なので!
グサグサグサ・・・
なんか、すいません(笑)
見習いますっっっっ!!!!!
かんちゃんにとって「お金」とは?
最後に、プロフェッショナル仕事の流儀的な質問をさせてください。
「かんちゃんにとって、お金とは!?」
「ありがとう」っていう気持ちとか、「うれしいよ」っていうときに渡す「目に見えるもの」ですかね。
あなたにこれだけ感謝してる、うれしい、これにこれだけ魅力感じてるって思う物差しです。
素敵な考え方・・・!
そう考えると、すごく気持ちのよいものに感じますね。
感謝したらあげたくなるもの。
だから、マネーフォワード見ながらニヤニヤできるんだね。
お金の価値観が大きく変わりました。
かんちゃん、すばらしいインタビューをありがとう!!!
かんちゃんの名刺がわりのインタビューシリーズは、今回で一旦終了です。
ただ・・・令和の人生戦略家・かんちゃんの活躍は、まだまだこれからですっ!!!
なんと、10月にかんちゃんからお金について、仕事について、生き方丸ごと学ぶことができるオンラインサロンができますよ〜〜〜!!!
私も、立ち上げのお手伝いをさせてもらっています🎶
また詳細はお知らせさせていただきますので、ぜひぜひお楽しみにっ。
写真:水本誠時
取材協力:BEARCH
まどんなクリエイト