愛媛県松山市に「日々 くらしのモノ。」という雑貨屋さんがあります。
私は、このお店でたくさんの、あたらしいモノを知りました。
モノ・・・というより、あたらしい習慣を伝えてもらっている感覚で、私の人生のなかにスーッと入ってきています。
たとえば・・・
布ナプキンを知り、使い始めたのも「日々」がきっかけですし
百草サロンを知ったのも「日々」。
私はいつも、「日々」の店主・みちよさんの感性に魅せられています。
みちよさんの、道具への愛、暮らしへの愛、そしてちょこっと(?)おかしなところも・・・みなさんに知っていただきたい想いで、この記事をアップします。
いつも、せいかつクリエイトは私が私目線で、言いたい放題更新しているのですが、今回は趣向を変えてみちよさんの語り口で、みちよさんの暮らしを紹介してもらいました。

ということで、ここからみちよさんの文章にバトンタッチ!!!
その方が気持ちいいから
私の暮らしは、
らくちんがいちばん。
「その方が気持ちいいから」という気に掛けるほどでもないささやかな、行為の連続の変わらない毎日が自分に合った暮らしのようです。



向きをそろえる
向き、そろえます。
引き出しの中も布物畳む向き、サランラップ等のラベルの向き揃えます。
洗濯物を干す時、ハンガーと服の向き西に揃えます。10年程前から東向きから…浄土のある西に。たまにやっぱり頑張ろと思うとき東に向けます。もう滅多にないです。
あと、洗濯ばさみをハンガーに挟んだままにしません。負荷をかける道具類はその仕事を終えると仕舞います。長く使うために負荷を減らし物を大切に、ではなくて、物を休ませてあげたい…向きもそう、感覚的にそうしたいのです。


いちばんのこだわりは、物と物をくっつけない、壁にくっつけない、間隔をとるのは絶対なようです、物の位置は利便性と心地よさのせめぎあいで決めています。
例えば、我が家で一番の大きな物はベッドマットですが、壁につけない、です。隙間を保つと物自身心地よく居るように映ります。

物にも魂の(もっと他の言い方ありそな)ようなものを感じていて、人と人も日常距離必要なように、物と物も気持ちいい間隔を置いてあげたいと思っています。ミニマリストではありません。部屋の気の流れがスムーズに感じるから…です。
一人で動かせる物だけを
自分一人で動かせない物は置いていません。
タンス収納やめました。
一畳サイズほどのアルミ一枚板に、衣服を畳んで置いています。のこりの衣類は床置きしました。
着丈のある衣類. バッグ. 帽子はクローゼットです。

小さな一人用座卓を使っています。4客あります。
その日の天気や時間…季節でも変わるのだけど、食事をとるとき、メモをノートに書きまとめたりも、その時の心地いい場所にテーブルを移しています。

暮らしの中で「整理整頓」と「食べる」の行為は私の大事…その暮らしの中で、毎日変わる空の色や朝の空気を感じて、より心地よくありたいと願っています。
心地よさがいちばん
やはり心地よさばかりの発表になってしまいます。







場面が違っても寄せたい合わせたい

目覚めの儀式
気がつけば30年ほども前から、、私の目覚めの儀式の発表を
目が覚めて寝た状態で、手首を回して首を左に右に。
手のひらを上に向けて空をイメージして、吸って〜(足の裏から全身に巡らせます)
ゆっくり吐いて〜〜(要らないものを出します)
5回〜10回繰り返したら、
こんどは、手のひらを下に向けて大地をイメージして、吸って〜吐いて〜繰り返します。
その後マイブームのストレッチをして一日始まります。



みちよさんのマイルール
以上が、みちよさんからいただいた文章と写真です。
みちよさんは、本当に不思議な人です。
写真だけを見ると「ストイックな方なのかな?」と感じるかもしれませんが、私からすると・・・本当に言葉を選ばず書いちゃうと、みちよさんはすごく変な人です。(褒めてます。笑)
以前みちよさんから聞いてびっくりしたのは、
「ひとつのシーンに素材3つまで、となるべくそうします」・・・ということ。
たとえば、洗面所であれば、アルミ、ホーロー、ステンレスの3種類で決めていて。
蛇口と流しはステンレス、コップはホーロー、お皿と石鹸入れはアルミっていう風に、この3つの素材以上は増やさないんだそう。
これを聞いて、私は「なんてストイックなの!?私には絶対ムリ!!!」って思ったのですが、みちよさんは人に自分のマイルールを強いることは絶対にしません。
ご本人いわく、「その方が落ち着くから」のだそう。
トイレも、スリッパとゴミ箱の位置を揃えたりするのは、その時々に喜ぶ自分がいるから。
今、は「ラフな感じ」を楽しむ時代でもあると思うのですが、みちよさんは自分の中での些細なルールを守るを大事にしています。ちいさな喜びの積み重なりに満たされ、その毎日の繰り返しが心を強くしてくれると信じている人。
ご飯を「つくる」のは嫌いだけど、「洗いあけ」は大好き。
洗うときもガラス.陶器など質感別、大きさ別に揃えたい、けど揃えて置くと乾きにくい…そのせめぎ合いだそう。
頑張ってやってるわけではなくて、ある意味なにもしんどいことはやっていないとのこと。
「自分がそうしたいから…そうしたい内容があまりに小さく簡単なことで話すほどのことではないのだけれど、家事下手な私が30年程、つづけていることです」とみちよさん。
ほかの誰のためでもなく、自分の「心地よさ」のために。
「自分にとっての心地よさ」って、人それぞれ違います。
みちよさんは、自分にとっての「心地よさ」にめちゃくちゃ忠実な人。
みていて清々しいほどに!!!!
そんなみちよさんが営んでいるお店だからこそ、日々は「自分にとっての心地よさ」が見つかる店だと思うんです。
誰がなんと言おうと、「自分にとっての心地よさを貫く」。
それができたら、この情報過多な時代も、自分軸で生きていけるのかもしれません。
ぜひ、自分にとってに「心地よさ」を見つけるために、日々に遊びに行ってみてくださいね。
日々くらしのモノ。